第4回:アイルランド・ダブリン滞在記
- mina shimizu
- 2025年9月11日
- 読了時間: 7分

ダブリンでのホテルは、息子から「高いよ」と聞いていましたが、実際に調べてみると確かに割高に感じました。というよりも、日本が安すぎるのか、円安の影響もあって高く思えたのかもしれません。
最初の1泊目は一人だったので、街中でできるだけ安いホテルを探しました。とはいえ、この年齢でドミトリーに泊まるのはさすがに気が進まず、シングルルームを選びました。実際、ドミトリーの6人部屋や8人部屋でも1泊1万円ほど。
そこで見つけた 「Tom, Dick & Harriet's」 というホテルに泊まることにしました。シングルルームで1泊 €100(日本円で約17,000円)。とてもシンプルな宿ですが、一人で安心して泊まれる空間でした。深夜に到着することを伝えると、入り口のパスワードを伝えられ、部屋には軽食を用意しておくとのメールがありました。
無事にホテル内に入ることが出来ました。
軽食は、安物のチョコマフィンとはいえ、フェリーで何も食べていなかったのでありがたかったです。
その後の2泊は友人Aが合流するので、少しランクを上げて 「Herbert Park Hotel & Park Residence」 を予約。中心部にはバスに乗らないといけませんが、1泊 €145ほどで、朝食付き。広くて綺麗な部屋で、とても快適に過ごせました。海外のホテルは基本的に「部屋単位」で料金が決まるので、一人で泊まると割高になるのが難点ですね。
息子との再会
今回アイルランドに来た一番の目的は、ワーキングホリデー中の息子に会うこと。
朝、近くのカフェで待ち合わせて朝食を一緒に食べました。久しぶりに顔を見て、元気そうで、ダブリンの町にも溶け込んでいるようで安心しました。
朝食は、息子はベーコンたっぷりのフレンチトースト、私はベジタリアンアイリッシュブレックファーストを食べました。
食事をしながらダブリンでの生活や仕事、旅に有効な情報もついて聞きました。
息子曰く、ダブリンの移動には、バスカードを購入すると割安でバスに乗れるとのことだったので早速コンビニでカード(€20分)を購入しました。
食後は、次に泊まるホテル行きのバスを教えてもらい、移動。
ホテルに荷物を預け、Aの到着を待ってから観光に出発しました。
ダブリン観光
まず訪れたのは 「Dublin Castle」。併設の 「Chester Beatty Library」
この図書館は、世界的な実業家でありコレクターだったチェスター・ビーティ卿が集めた膨大な美術品と古書を所蔵しています。アジア、中東、ヨーロッパなど多岐にわたる地域から集められた作品が展示されており、特に日本コレクションは非常に充実していて、浮世絵、絵巻物、屏風、書道作品などをじっくり鑑賞できました。繊細な筆致や色彩が美しく、現代の日本に暮らしている私でも、改めて日本文化の深さと芸術性を感じさせられる展示でした。海外で日本の伝統美術に触れると、誇らしい気持ちにもなりました。
また、他にも中国やイスラム美術の写本、キリスト教の古写本など、世界三大宗教の貴重な資料が揃っており、「ここ一つで世界を旅したような気分」になれる場所でした。
ヨーロッパの美術館は、入場料が高い中、無料で見学できるので、皆さんもダブリンに行った際は是非行ってください。

その後、敷地内のカフェで野菜たっぷりのベジタリアンランチプレートを楽しみました。ボリュームが多くて、お腹いっぱいに。
夕方には息子と合流して、観光客で賑わう Temple Bar 地区 へ。
「Bad Ass Cafe」 でギネスで乾杯。私はお酒が弱いので軽いサイダーを選び、食事はチップスで軽めに済ませました。
食後のデザートは、アイルランド発の人気ジェラート店 「Murphys Ice Cream」。特に
「Dingle産のSea Salt」を使ったフレーバーが絶品でした。
2日目:美術館と大学
翌日は午前中に立ち寄ったのが、セント・ステファンズ・グリーン近くにある
「The Little Museum of Dublin」。名前の通り小さな博物館ですが、ここはちょっと特別な雰囲気を持っています。
この博物館は、展示品の多くが市民からの寄贈で成り立っていて、ダブリンの街の歴史や暮らしを「庶民の目線」で紹介しているのが特徴です。特におすすめは ガイド付きツアー。ただの説明ではなく、ユーモアたっぷりでまるでショーを見ているようなエンターテインメント性があり、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
また、音楽好きにはたまらないのが U2専用の展示室。バンドの歴史や貴重な資料が並び、ファンにとっては必見の場所になっています。
大規模な博物館のように格式張っていない分、アットホームで温かい雰囲気の中でダブリンを知れるのが、この博物館の一番の魅力でした。アイルランド出身の様々な分野のアーティストや著名人について学びました。小さいながらも見応えのある展示です。
午後は息子の希望で の ハリー・ポッターでも登場する荘厳な図書館ロング・ライブラリー を見学するために「Trinity Trails and Book of Kells Experience Tour」参加しました。
息子は、ロングライフラだけ見たかったようですが…
Trinity College – Trinity Trails and Book of Kells Experience Tour
ダブリン観光のハイライトの一つが、Trinity College でのまず大学愛があふれる学生ガイドに案内されながら、大学構内を歩き、400年以上の歴史や建物の由来、学生生活のエピソードなどを聞きました。ガイドの説明は親しみやすく、歴史がぐっと身近に感じられました。
そしてツアーの目玉は、なんといっても 「ケルズの書」(Book of Kells) の展示。9世紀に修道士たちの手によって書かれた装飾写本で、その細やかさと色彩の鮮やかさは息をのむほどでした。ただ、ふと「当時はまだ年若い修道士たちが、長い時間をかけてこんなに細かい作業をさせられていたのだろうか」と思うと、美しさに感動する一方で、青春をもっと自由に楽しみたかったのでは…と、少し切ない気持ちにもなりました。
最後は、大学の象徴ともいえる ロングルーム(The Long Room) の図書館へ。高い天井までびっしりと古書が並ぶ光景は圧巻で、まるで映画の世界に迷い込んだような気持ちになりました。現在は蔵書のデジタル化作業のため本棚は空っぽでしたが、逆に「空の書架」を見られるのは貴重な経験。静謐で圧倒的な空間に感動しました。
食の楽しみ

夕食は息子のリクエストで 「Sano Pizza」 へ。ダブリンで人気のピザ店です。イタリア人の友人Aと本場ではないピザ店に行くのはどうかなと思いましたが、Aも「acceptable」とのことでした。
食後のデザートは、ダブリンでもう一軒有名なジェラート店 「Gino’s Gelato」 へ。こちらはA曰く「プラスチックみたいで本物じゃない」とのこと。
確かに、ナチュラルな風味のMurphysの方が断然美味しかったです。
まだ旅は続きますが、ここまででもアイルランドらしい体験がたくさんできました。息子と一緒に過ごす時間、美味しい食事、そして文化的な見どころ。少しずつダブリンの街に親しんできた実感があります。
ダブリン最終日とこれからの旅へ
ワーキングホリデーで各国を訪れている日本人の若者にとって、現地で「職」を見つけるのはなかなか大変なようです。そんな中、息子は中国人経営の日本料理店で働き口を見つけ、英語力を活かしてウェイターとして頑張っていました。ダブリンの時給は日本の倍ぐらい、アルバイトでも月に日本円で約30万円ほど稼げるそうです。なかなか逞しくやっている息子に感心しました。
ジェラートを食べたあとは息子と別れ、ホテルへ戻りました。」
翌日はダブリンでの最終日。朝はAと一緒に Ashtanga Yoga Dublin を訪れてヨガの練習をしました。こじんまりとしたスタジオはとてもアットホームで、先生も温かく迎えてくださり、久しぶりにフルプラクティスを楽しむことができました。
その後は、近くのレンタカー会社 HERZ(ハーツ) へ。ヨーロッパでは有名な会社です。ここからいよいよコーストラインを南へ下る旅が始まります。
アイルランドの車事情
アイルランドは元イギリス領ということもあり、日本と同じ左側通行・右ハンドル。
私にとっては比較的運転しやすい環境です。
友人Aも免許を持っていましたが、更新せずに失効してしまったため、今回は私が運転を担当することに。予約時、オートマとマニュアルでは約200ユーロも料金が違いました。
そこで「日本と同じ左側通行なら大丈夫だろう」と思い切ってマニュアル車を借りることにしました。
スペインでマニュアル車を借りて運転したのは3年前。そのときは右側通行で少し苦労しましたが、今回は日本と同じ左側。とはいえ、出発直後はやはりドキドキしました。幸い、ダブリンを抜けると交通量も少なくなり、ラウンダバウト以外はスムーズに運転できました。
こうして無事にハンドルを握り、アイルランド南部へのドライブ旅がスタートしました。これからどんな景色や出会いが待っているのか、とても楽しみです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。



コメント